職人が日々考えていること

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革職人は人それぞれ綺麗に仕上がる方法を試行錯誤しながら見つけています。専用の道具だけでなく身近にある物を使って道具を作ったり、ミシンの押さえを縫いやすく削ってみたり、作業をしやすくする為の方法を日々考えています。

共通してよく用いられる技法について

技術を知ることで商品の見方も変わるかもしれません。

革の切り口をそのまま見せる方法。切り目について

革の切り口をそのまま見せる方法。切り目について

革小物・財布・鞄の作りでよく見られる切り目の仕上げは、シャープでスッキリした仕上げになります。ただ革同士を張り合わせるのではなく表革の厚みと裏革は異なる厚みに変え、端は革漉きをするなど様々なシーンに合わせ工夫し、革の切り口は着色したり磨いたりします。このように磨いたりすることをコバ処理と言います。

へり返し・返し合わせについて

革の周りを折り返しやすく革漉きし、均一に折り返す方法をヘリ返といい、そのへり返しされた2枚の素材を重ね合わせ縫製したものを返し合わせと言います。お持ちの革小物・財布・鞄を見てみると、この技法以外も知ることができるので一度興味があれば見てみても楽しいと思います。