革工房 Barco Carpinteroの
職人対談
ABOUT - dialogue
革工房 Barco Carpinteroでは4人の革職人が在籍しています。その中で小物担当の藤原、鞄担当の鈴木による、製作への思い、商品を企画する際に重点を置いている点や今後の希望などをお話しします。
職人の革工房Barco Carpinteroへの想い
Barco Carpinteroについての対談
Shinji Fujiwara
―藤原さんがものづくりに興味を持ったきっかけってなんだったんですか?
母親が和裁士で家で仕事をしていました。物心ついたころから、母親が着物を仕立てて、それを呉服屋さんが工賃を持って引き取りにくる、というのを見てきました。環境としては鈴木さんと似ているかもしれませんね。ものづくりの対価としてお金を頂くと言うか。
Daiya Suzuki
―鈴木さんはきっかけとかあったんですか?
僕は父が歯科技工士で母が美容師と、手に職を持った親の元に育ちました。幼少期からものづくりというものが身近にあったと思います。中学生のときに390円で古着が売っている所があって、そこで古着を買ってリメイクするのにハマったんです。リメイクしたものをオークションで売ったりして、それがものづくりを始めるきっかけになりましたね。
Shinji Fujiwara
―藤原さんは小物作る上で大切にしているポイントってありますか?
直線と曲線のバランスですかね。母がね、いろんな曲線の形をした定規を持っていて、その曲線を使ってチャコで線引いてたんですよ。いろんなカーブがあるんだなあって、子供ながら思ってましたね。出来上がった着物を見ると曲線によって印象が全然変わったりしてて。面白かったんです。
Daiya Suzuki
―鈴木さんは鞄作る上で何かありますか?
僕もね、バランスなんですよ。笑 ただ僕の場合はデザイン上の足し算、引き算のバランスといいますか。まず軸になるポイント、商品の売りにしたい所を決めて、そこに色々な要素を足していきます。ポケットとか金具などの装飾とか。そこから色んな物を引いていく感じです。
Shinji Fujiwara
―Barco Carpinteroは工房として始まったばかりですけど、どうなっていきたいですか?
バランス重視な工房になりますね。笑 そうですねー。僕達のエッセンスとお客様の要望とを組み合わせたような、そんな寄り添ったものづくりをしていきたいですね。
革工房Barco Carpinteroの職人
工房で働く革職人紹介